芦毛の怪物がこのレースを最後に引退します。
いよいよ運命のラストランとなる12月27日(日)G1有馬記念がこくいっこくと迫ってきました。
今回は久々にコンビ復活となる名手ウチパクを背に劇的な花道を飾ることができるのでしょうか。
今日は簡単にではありますけどゴールドシップの考察をしてみたいと思います。

ゴールドシップと有馬記念


暴れん坊なだけにヤル気さえあれば破壊力を発揮する!!


気性の激しさを父親(ステイゴールド)からしっかりと譲り受け、レースでも気まぐれっぷり全開で、ヤル気がある時は破壊力満点の走りで他馬を圧倒しますが、ヤル気がない時は大敗しても納得させられるような馬でした。
そんな超個性的な馬がまた一頭ターフから去ってしまうのは、一ファンとして凄く寂しい限りです。
同じ芦毛だったオグリキャップがラストランで劇的勝利したように奇跡の復活はあるのでしょうか? 本当にファンが多い馬ですし、これは誰もが待ち望んでる結末でしょう。

とにかく好走する条件としては、馬にやる気があるかどうかだけ。
今ではすっかり白くなり、見るからステイヤーっぽくなってきてるので2500mの距離は少し忙しいかもしれません。 ですが、この舞台は3歳時の2012年から3年連続で馬券内(1着・3着・3着)を確保してますし、スタミナ消耗戦はもちろんですが昨年のようなドスローの展開になっても差を詰めてきました。
やはりこの時期の中山が大好きなのか、有馬記念になるとヤル気スイッチが入って、きっちりと最低限の仕事はしてくれてます。

前走のレース内容


まずは前走ジャパンカップのレース内容を簡単に振り返ってみると、課題のスタートは出遅れず、まずまずクリア。 道中は後方を追走。3角からジワジワ動き出して4角は大外から勢いよく上がっていく。 直線に入って外から追い上げるが最後は完全に切れ負けして10着。
レースは平均ペースで直線の底力勝負。それでも勝ち馬とは0.4秒差でした。 しかも当日の府中は内がよく伸びる馬場でしたので、決して悲観する内容でもなかったと思います。
むしろまったく合わない条件の中で、よく頑張ったのではないでしょうか?
皮肉にもレース後に須貝調教師が『公開調教』だったような発言をしておりましたがw

前回のときに書きましたが↓この馬には合わない条件だったので度外視可能でしょう。
ジャパンカップ2015出走予定馬 | ゴールドシップを消す根拠とは!!

内田とコンビ復活の裏に須貝の計らい


今回は13戦ぶりにタッグを組む内田博幸。
このコンビで一番印象に残ってるのが2012年の皐月賞。
できるだけ前にポジションを付けていないと厳しい舞台で最後方を追走。
(オレこの時、ゴールドシップ軸に馬券買ってたので1角の時点でもうオワタと思ってましたw)
しかし前日の雨で馬場が悪くなってたこともあり、4角でほとんどが外を回す中、内をすくって出し抜き押し切ってみせた内田騎手の好判断が見事に光ったレースでした。
その他にも2013年の宝塚記念で汚名返上の勝利に導いた内田がレース後に「馬は生き物ですから」とインタビューでふとつぶやいたセリフも印象的でした。
そんなこんなで色々あったゴールデンコンビをラストランで復活させる計画を申し出た須貝もこれまた粋な計らいしてくれますね!

奇跡の復活はあるのか?


昔ならオグリやトウカイテイオーが決めました。 また、最近では復活とは言えませんけど、オルフェやジェンティルドンナが有終の美を飾りました。
果たしてゴールドシップはどうなのか?

ズバリと言うと・・・


ないやろ


前走後からひっそりと気配に注目しておりましたが、年齢のせいか気性が丸くなっちゃってます。
この馬はとにかく狂気じみた時の方が走ります。
ただ、大好きな舞台なので2,3着ならあるかもしれませんが、勝ち切るまでは苦しいと思います…。
馬のやる気がまったくなければ大凡走の可能性だってあります。
今回は「1円も要らない」とは断言できませんが、「復活の勝利はない」とだけ言えます。

オレもゴールドシップのファンですけど、馬券に関してはシビアなのでズバリと書かせていただきました。
本音は勝って今浪厩務員の男泣きが見たいですw

まぁオレは超能力持ってる人間ではなく、普通の一般人の予想なんでね
信じるか信じないかは皆さんにお任せします(^_^;)

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以上、ゴールドシップ有馬記念2015 内田騎手で奇跡の復活あり!?でした。